脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

血液さらり

脳梗塞体験談集

健康な母が突然脳梗塞に!脳梗塞は身近で怖い病気

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先日母が脳梗塞になりました。
出産以外、入院するような大きな病気をしたことがなく、まさかまさかで家族一同動揺しました。

生活習慣も良く健康だったが運動をほとんどしなくなったのが脳梗塞の原因?

母は、身長155センチ、体重70キロと肥満傾向にありました。けれど食事も暴飲暴食するタイプでもなく、タバコもお酒もしません。過去に健康診断もひっかかったこともありません。

犬を一匹飼っていて毎朝1時間半ほど散歩をしていました。その犬が亡くなってしまい、今思えばそこから徐々に脳梗塞が近づいてたかもしれません。

毎朝日課の散歩をしなくなり、落ち込んでしまい外出をほとんどしなくなりました。家でたまにくる孫と遊ぶくらいでした。

また引っ越しも重なり新しい土地に慣れず益々引きこもり状態に。全く体を動かすことがなくなりました。

身体に異変があったが寝れば治ると一晩放置

そんな中『最近暑くてボーっとするのよねぇ、のぼせちゃうし、更年期かしらねぇ』と言うようになりました。私も、歳だしねぇ、なんて簡単に答えてました。

ある日遊びにいくと『たまにめまいがおきるのよ、立ちくらみかな。横になったら治るんだけど息苦しくなる時があるのよ。』と。

父は『太り過ぎなんじゃないのー?』なんて特に気にも止めてませんでした。私も母がそう言いながらもいつも通り喋ったりおかし作りをしたり孫と遊ぶので特に違和感も感じませんでした。『夏バテ?病院行ってみてもらったら?』と軽く返すだけでした。

この頃から少しずつ症状が出ていたのでしょう。そんなやりとりから数週間後。
『左手がなんか違和感ある、痺れるのよ』と日曜の夜にメールが。他はなにもないし食欲もあるし元気、と。その時点ではまだ私もピンとこず、私自身が腰を痛めてヘルニアで痺れを経験しているので、『腰無理かかったとか?』と言っていました。

日曜だし病院も休みだし寝たら治るかな、なんて母も軽く言っていました。

さらに身体の異変が見られすぐに病院へ行く

ところが朝一にメールがきて『左足と唇が痺れる。いつもとこれはなんか違う』と病院嫌いの母がすぐに病院へ行きました。

病院に自力で行くと受付で説明するとすぐに車椅子が用意され急患扱いに。いろんな検査がはじまり先生や看護師さんが慌ただしくなりこれはただごとではないのか、とようやく感じました。血圧が異常に高く測定不能になるくらいでした。

検査の結果、二箇所の脳梗塞が確認されました

一つは呼吸を司る神経の場所、母が息苦しく感じていた原因です。そしてもう一つは脳幹のすぐ横、命の危険もあったのです。

幸いにも痺れを感じてから12時間以内だったので脳梗塞の中では軽症で済みました。それでも2週間の入院、リハビリ、投薬の日々が続きました。今では麻痺も残ってません。

けれど一度脳梗塞ができると完治はしないと。頭に爆弾を抱えたまま生活を送らなければなりません。今も何種類かの薬を飲み続けています。そして病院から言われたことは、生活習慣の改善、食事の見直し、運動、減量です。

母は今、毎日ウォーキングやスイミングで体を動かし、食事も野菜中心、減塩の薄味を心がけています

血圧も自宅で決まった時間に計りアプリを利用し記録しています。
母の頑張りもあって体重も減り血圧も安定しています。

脳梗塞と聞くとすごい病気でどこか私たちとは無縁かな、と思っていましたが、酒もタバコもしない、普通の主婦があっさりかかってしまうとても身近な病気でした。

一瞬で今までの生活や命を奪ってしまうとても恐ろしい病気です。年齢関係なくいつかかってしまうかわからないんだと改めて知りました。

少しでも異変を感じたらためらわずすぐに病院へ!

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