脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

76歳の義父が症状があまりなかったが脳梗塞だった

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義父が脳梗塞と診断され、カテーテル手術も必要と言われました

きっかけは、足がだるいと言い始め、かかりつけ医に診てもらったことです。

両手足の血圧や、血流を見る検査を受けて、下肢にほとんど血液が回っていないことがわかりました。紹介状をもらい大学病院で受診することとなりました。

結果は、お腹の中の動脈が詰まり気味であること、入院して全身麻酔下でのカテーテル手術が必要であることを言われました。

術前検査として、心肺機能のチェックの他に、CTやMRI、エコーを使っての脳動脈の血流等も細かくチェックを受けました。その結果、脳に4本ある動脈のうち、左側の一本がかなり閉塞していることと、同時に右の血管が、頑張って左側の脳まで血液を送っている事がわかりました。(脳内血流を撮影したら、動脈が詰まっているとされた左脳の方が右脳より血流はよかった。)

足のだるさを取るためのカテーテル手術は結果延期となり、まずは脳梗塞を悪化させないための血液をサラサラにする薬の内服を続けることになりました。

脳梗塞のあった左脳は右と比べ少し萎縮し小さめになっていました。

今思えば、脳梗塞を疑わせる症状が数ヵ月前から出ていました

いつも、1合ほど日本酒を晩酌をするのですが、その日は同じ量を飲んだはずなのに、立ち上がった瞬間にフラリと身体が傾きスローモーションのように倒れそうになることがありました。

幸い恰幅の良い夫と義弟が、義父の身体を支え事なきを得ました。義父を座らせたのですが「今日はおかしい。身体に力が入らない」と言っていました。

一晩たつと症状は全く出ずいつもの義父に戻っていたため受診もしませんでした。あれが唯一思い当たる脳梗塞の症状である、脱力感だったような気がします。

暑い日であったため、脱水症状もあり、血液がドロドロになり、梗塞につながってしまったのかもしれません。

脳梗塞の症状でも、生活にはっきりとした変化が出ないこともある

脳梗塞というと、イメージとしては倒れたり、痙攣をしたり、麻痺が出たり、言葉が出ないことが症状としてはっきりでると私は思っていました。

でも今回のことで、同じ脳梗塞の症状でも、生活にはっきりとした変化が出ないタイプもあるんだなぁと思い知らされました。

今後義父は血液サラサラの薬を飲み続けてCTを半年ごとに撮らなければなりません。76才の身体には負担があると思います。

しかし、今回のことがきっかけとなり、禁煙を始め、お酒もかなり控えめとなりました。自分の身体に異変を感じ初めて、健康への関心が高まったようすです。義父が脳梗塞を患いながらも悪化しないように嫁として支えたいと思います。

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