脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

脳梗塞3度目で右半身麻痺と苦悩の日々

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私は、持病の関係から脳梗塞3度経験してます。

最初は20歳の時に、入院中痙攣を起こし2日間意識不明の昏睡状態からの復帰でした。幸いその時は後遺症ものこらず、無事退院出来ました。

それから数年し、2度目の脳梗塞にかかりましたが、幸いな事に早期発見で、入院の必要もなく薬での調整で済みました。

しかし、持病の再発入院で病棟主治医の見落としもあり、再発入院から数年後のある日の出来事です、バイトに行く朝の事でした。

突然起きたら右半身が、痺れ始めました、その時は重さと痺れだけだった為、肩こりと疲れで重いんだと軽視してました。痺れは寝違えだとばかり思い、主治医も肩こりだと言っていた為に、私はそのままバイトに行きました。しかし、翌日起きたら全く右半身が動かなくなり、痺れも酷く歩くのも右足を引きずりながらバイトに向かいました。そして翌日、平日主治医の診察を受けました。詳しく検査した結果、脳梗塞による右半身麻痺。

元々3度目が来たら命が無いと言われていたのですが、奇跡的に右半身麻痺で済んだのです。しかし、そこからが苦悩の毎日でした。

利き手が右手なだけに、箸は愚か文字すら書けない、何も出来ない何とかトイレに自力で行けたとしても、箸が使えない為食事がとれず、昨日まで出来ていた事が全く出来ないという自分へのイライラで、食事の時間に箸を、投げ捨て食べない!と看護師に泣きながら不貞腐れた事もありました。
その後、看護師がスプーンとフォークを持ってきてくれはしましたが、まともにスプーンやフォークを握る事も出来ない、グーでしか握る事しか出来ない為、毎回泣きながらも食事する日々でした。

主治医も、リハビリは3日程度しかしてくれず、足のリハビリだった為歩く事は苦では無くなりましたが、手が自由にならず、リハビリもしてくれなかったため、自力でリハビリを始めました。
入院中暇なので先ずは、ミサンガ作りやらビーズアクセサリー造りで少しづつ慣らしていきました。

食事も、スプーンやフォークをまともに持つことから始めました。
始めはボロボロ零したりする事が多かったのですが、何とか食べる事が出来てきてから、箸を使う様にしたり、箸とスプーンやフォークを使い分けて慣らして行きました。

以前は魚も、綺麗に食べるほどでしたが、以前程とまでには行きませんが、今ではちゃんと箸も使えたり、料理も出来る程になりました。とはいえ、未だに箸を使うとこぼしたりする事がある為、外で食べる時は店員さんに、フォークやスプーンをお願いする事はあります。

半身麻痺で使えない状態からの復活はかなり年月掛かりましたが、あの苦悩の日々も想い出です。いい経験になりました。

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