脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

85歳の祖父が脳梗塞で寝たきりに

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これは僕の祖父の話です。

当時祖父は85歳でした。祖父は非常に元気でした。75歳ぐらいまで現役で、ピンピンしながら仕事をしていました。

仕事を辞めてからも、家にジッとしていられない性格だったので、毎日外に出ては散歩したり、庭で大工仕事をしたりしていました。

お酒も大好きで、量はそれほど多くはありませんが、毎日必ず晩酌をしていました。
そんな元気な祖父が、ある日、僕が仕事に出ている時間帯に、自宅で痙攣を起こし倒れました。幸い祖母が一緒にいたので、すぐに救急車を呼んでくれて、早めに病院に連れて行けました。

病名は脳梗塞でした

不幸中の幸いと言いますか、軽い脳梗塞だった為、身体の麻痺なども無く、短い入院で済み、すぐに退院出来ました。

入院中はずっと寝たきりだった為、退院当初は多少動きが鈍くはなっていましたが、運動障害などの後遺症なんて全くありませんでした。

後遺症は無いと思っていたのですが。。祖父はその日を境に、物忘れが激しくなって行きました。昼間も寝ている事が多くなりました。

単純に歳も歳だし、痴呆が出て来たのかなと思っていましたが、その原因は脳梗塞による認知症の発症でした。
いきなり怒り出したり、ご飯を食べた事を忘れて何度も食べたり、典型的な認知症の症状がどんどん出て来ました。

祖父が床に倒れこんでまさかの脳梗塞再発

そんなある日、僕が仕事休みで自宅におり、祖父も祖母も椅子に座り、一緒にテレビを見ていました。
ふと祖父を見た時に、椅子に座っていた祖父は白目を向いて痙攣し、そのまま床に倒れこんでしまいました。

最初は何があったのか分からず、とにかく祖父の元へ近づきましたが、祖母は一度経験しているので、結構冷静に「また脳梗塞かもしれないな。救急車呼ぼう」との事ですぐに救急車を呼び、病院に行きました。

人が目の前で倒れるなんて、初めての経験でしたので、正直戸惑いました。
最初は一体何があったのか、本当に分かりませんでした。
むしろ祖父は冗談で、僕をからかってるだけなんじゃないかと思ったぐらいでした。

祖父はそれから完全に寝たきりになりました

認知症もあり、自宅では暮らしていけないと判断し、施設にお世話になる事になりました。それから程なくして、祖父は他界。
少し前までは、あんなに元気な祖父が、二度の脳梗塞が原因で、一気に寝たきりになりました。
高齢なので、いつどうなっても不思議ではありませんが、本当に病気というものは、人の人生を変えてしまう怖いものだなと感じました。

 

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