脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

30代でデスクワーク中に脳梗塞

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私は30代の普通のサラリーマンです。脳梗塞になるまでは特に大きな病気になったこともなく、健康に生きてきましたし、自分が病気になるなんて考えもしていませんでした。しかし、ある日突然倒れ脳梗塞と診断されました。

私が脳梗塞で倒れてから仕事に復帰するまでのことをお話しします。

私が脳梗塞を発症したのは仕事中でした

仕事はデスクワークで仕事時間の大半は座っての作業をしていました。発症した日も同じく椅子に座っていました。ふと右手の感覚に違和感を感じ、ジリジリとしびれのような症状がでてきました。

その後間もなくその症状は右足にも出てきました。座り過ぎで痺れがでたのかな、と思っていましたが、痺れだけでなく脱力の症状まで発症しました。

同僚に助けを求め、救急車を呼んでくれた

この時点で、これはやばいな、と危険を感じて向かいに座っていた同僚に助けを求めました。この辺りからはっきりとした記憶がなくなっています。後でその時周りにいた同僚に聞いた話ですが、助けを求めた私の呂律は回っていなくて右半身もまったく動いてなかったので脳梗塞だと確信して119番をしてくれたようです。

救急隊が到着して、隊員の人に口角をあげて下さいと指示された私の唇は、右側が下に垂れるようになっていたそうです。これも脳梗塞の半身麻痺によるもののようです。

次にはっきりと記憶があるのは病院の病室でした

横にはしばらく会っていなかった両親が見守っていてくれており、今までの経緯を説明してくれました。

私は救急車によって、職場から近い救急病院に運ばれました。病院では病院の医師によってt-PAと呼ばれる薬剤を投与されたようです。t-PAという薬剤は脳梗塞の原因である脳の血管に詰まった血栓を溶かしてしまうという薬剤です。これは脳梗塞の発症から数時間以内でしか使えないもののようで、さらには使用すればすべての人に効果のあるものでもないようです。私の助けに気付き早急に119番通報をしてくれた同僚に感謝しました。

発症からの処置までの時間が早く、後遺症はなにも残りませんでした

t-PAという効果的な薬剤も投与され、その効果が出たおかげで後遺症もありませんでした。

さらには、3週間程度で退院することもできて、後遺症もなかったおかげで2ヶ月後には職場へも復帰できました。

私は今までま病気ひとつせず生きてきましたが、自分がなるとは考えもしなかった脳梗塞を発症しました。当然の発症だったのでなかなか備えるということは出来ないと思いますが、周りの人たちが脳梗塞かもしれないとすぐに判断し早急に医療を受けることが大切だなと感じました。

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