父親が脳梗塞にかかりました。
元々甘い物や油っこいものが大好きでかなりのヘビースモーカーだった父。
手足の痺れが出て口がもつれるという主訴の元、病院へ行きました。
病院に初めてかかったときには血液がドロドロで血管に脂肪の塊が付着していると言われ、それが原因で脳梗塞になっているので入院し手術をして治療していきましょうと言われました。
最初は半信半疑だった父親と私達家族でしたがあれよあれよと入院手続きを進められ、病室に案内されました。
病室に着いてから脳梗塞が原因で手足が痺れ、口がもつれていたんだねと原因が分かった安心感とこれからの入院生活への不安感でいっぱいでした。
特に父は病院が苦手な人間だったため、緊張で口数も少なくまさか自分が…と落ち込んだ様子でした。
父はタクシーの運転手をしているため、手足の痺れや口のもつれが出てから仕事を休んでいました。
これからどうしたら良いのか…と仕事のこと、家族のことを心配している様でしたが私達家族は自分のことを心配して優先して欲しいと伝えました。
次の日には手術が行われました
父はよく眠れなかったと言って表情は強ばっていました。看護師さんに心配しないでと言われていましたが病院嫌いな父の耳には看護師さんのお話も入ってきていなかったように思えました。
手術は数時間で終わり、帰っていた時には麻酔も切れかけており寝ぼけたような表情、言動が多かったです。時間が経つにつれて麻酔が切れて意識もハッキリし「俺は生きてるんだな?」なんてことを言っていました。
頭も痛いようでしたがきちんと看護師さんに訴えることが出来ていて安心しました。
リハビリは毎日頑張った
日に父の状態は良くなり、起き上がってご飯を食べられるようにもなりました。その頃にはリハビリも始まり、毎日一生懸命運動していました。父は元々運動することが好きだったのでリハビリはとても張り切っていてその日の訓練内容を家族に話してくれました。
リハビリの時間だけではなく空き時間に自分でできる運動がやりたいと訴え、リハビリの先生にやり方を教えてもらっていました。その姿に看護師さんからもすごいですね、頑張っていますねと褒めてもらい、父も満足気に頑張って早く治さないとななどと話していました。
退院して社会復帰もできました
父の頑張りによって予定よりも早く退院する目処がたち、父も私達家族も安心して喜び合いました。
すっかり父は病院嫌いという感じではなく大部屋の患者さんや看護師さんと仲良くなって「退院も寂しいもんだな」などと話していました。
後日退院することができ、しばらくして社会復帰もできました。病院嫌いな父への治療は大変だったと思いますがここまで回復したのは病院関係者の方々が根気強く接してくれたおかげだと思っています。