昨年秋ごろ、毎日きちんと睡眠をとっていてもとても疲れやすく45歳を過ぎたので体力的な衰えを感じていました。日によっては歩くこともできないくらい疲れて果て、母の介護の世話すらもできない事もありました。
そんな私を見ていて娘が近所のモールへでかけようと気分転換に誘ってくれました。その日も朝からとても体が重く自転車に乗るにも疲れる状態でしたが、娘の気持ちに応えようと歩いて行くことにしました。
身体に異変が起きた
行く道、休み休み歩いていましたが、トイレに行きたくなり近くの文化センターに立ち寄りました。個室に入り用を足し下着を上げようと思った時でした。
なぜか右半身に全く力が入らず、言葉も上手く出ず何が起きたのかも分からず、とても焦りました。洗面台のところの娘に事情を説明しようと個室から話そうとするのですが、言葉が出てこず力の入らない自分の体にただただ可笑しくなり笑ってしまいました。
娘が可笑しいと察し、センターの方を呼び救急車を呼んでもらいました
病院で検査をすると軽い脳梗塞を起こしてますとのことで、緊急入院することになりました。
初めて分かったのですが、私は元々人より頸椎の血管が細く血が頭に上がりずらいらしく、それが原因の一部だろうとの事でした。
ただひどい貧血も起こしていたようで輸血もしてもらいました。とても疲れやすくなっていたのはどうやら貧血のせいでした。
私は40歳を過ぎた頃から、以前からある子宮筋腫がかなり成長してきていて定期健診で経過観察との診断でしたので、特に治療というものはしてきていませんでした。
あと数年で閉経を迎えるので担当医師も手術するよりも閉経を待ちましょうとのことでしたし、特に生理の血量が多い位で痛みなどは特になかった為、そのままにしていました。
ですが脳梗塞での入院での精密検査で、その子宮筋腫が私の脳梗塞を引き起こす原因になったという事がわかり驚きました。
子宮筋腫がだんだん大きくなるにつれ、毎月の生理の血量が多くなり、軽い貧血を毎月起こしていたようです
それに加え私の頸椎の血管が元々細い事で、下で流れてしまう以外に上に上がってくる血も細い血管ゆえに少量しか頭に届いていなかったそうです。
私の実父も脳梗塞を数回ほど起こし数年前に他界しましたので、親にやはり似ているんだろうとは思ってはいましたが、それに付け加え子宮筋腫が原因で脳梗塞を起こしていたという事は今まで考えもつかなかったので今回は不幸中の幸いにしてその事が知れたのは良かったとつくづく思いました。
現在は増血剤と血をサラサラにする薬を飲み続ける事で、とりあえずは様子を見ることになりました。そのおかげで今は疲れて仕方ないということありませんが、時々言いたい事が上手く言葉として出せない後遺症はありますが日常生活も普通にこなせ、週3日のパートにも出れるようになりました。