脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

血液さらり

脳梗塞の再発予防

脳梗塞再発予防の退院後の食事について

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1度脳梗塞になってしまったら、その後再発を繰り返す可能性も高くなります。そのためには、薬で血液が詰まらないようにすることはもちろんですが、食生活も非常に大切です。

食事ではどのような点に気を付けるべきか、確認していきましょう。

 

脳梗塞と食事の関係とは?

脳梗塞とは、脳の血管に血栓という血液の固まりが詰まり、その先の血管に栄養が行きわたらずに、細胞が死んでしまうことです。血栓ができてしまう理由の一つが、血管が硬くなってしまった動脈硬化と呼ばれる状態です。動脈硬化は様々な原因で起こりますが、血圧が高い、コレステロールが高い、糖尿病がある、など生活習慣が大きく関わってく病気です。そのため、普段から食生活に気を付けることで、脳梗塞の再発を防ぐことが必要です。

 

塩分を摂りすぎない

塩分は血圧をあげる原因の1つです。高血圧患者の1日の塩分摂取量の目標は、6g以下と言われています。つまり、1食を2g程度には抑えなければなりません。以下の項目は減塩対策として、外食やお惣菜を買ってくることが多い人でも対応できるので、今日から是非、意識してみてください。

  • 主食はパンや麺類より、ご飯を選ぶ
  • 汁ものは1日1回までにする
  • 調味料はかけずに、小皿にだしてつけて食べる
  • 塩分の調味料を使用する(わさび、生姜、ラー油、七味、カレーパウダーなど)

薄味には1カ月もすれば、慣れてきます。最初は大変かもしれませんが、続けていきましょう。

 

LDLコレステロールをあげない

LDLコレステロールが血液中に過剰にあると、血管の壁を傷つけ、傷ついた血管の隙間にコレステロールが入り込んでいきます。そうしてLDLコレステロールが固まったものが血栓の始まりです。そのため、LDLコレステロールが高い人は脳梗塞を発症する可能性が高くなります。

LDLコレステロールを上げないためには、油の摂り方が重要です。油を作る時に臭いを消すために高温で処理した時や、使い勝手を良くするために水素を添加した時に、トランス脂肪酸という脂が生成されてしまいますが、このトランス脂肪酸は血中LDLコレステロールを上げてしまいます。一般に使用されているサラダ油や、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなどの油はトランス脂肪酸を含んでいます。

反対に、オリーブオイルやごま油、えごま油、あまに油など低温圧搾法という作り方をしており、トランス脂肪酸は含まれていません。自宅で使用する、油の種類を変えてみるこは、非常にオススメです。
外食や総菜などは、ほとんどがサラダ油を使用していると考えられるため、外食を控え、質のいい油で調理できる自宅での調理を増やしていくことも必要でしょう。

また、LDLコレステロールを減らす食事をとることも重要です。ポイントは2つです。

毎食野菜を食べること

 

野菜の量の理想は、1日350g以上と言われていますが、それ以上に大切なことは毎食少しでも野菜を摂取することです。野菜に含まれているビタミンやミネラルは水に溶けやすいものもあるため、1食でまとめて摂取しても、汗や尿から排出されてしまうことも多いのです。そのため、350gをまとめて摂るよりも、少量でもいいから毎食野菜の栄養素を補給することがとても大切です。

1日1回魚や大豆製品

 

魚を毎日調理するのは手間もかかり、大変なことです。そこで、缶詰やサケフレークなど、調理不要で食べられるものを常に常備しておくことはオススメです。

大豆製品に関しても、大豆だけではなく、納豆や豆腐、豆乳やきな粉も含めて摂取しましょう。特に、きな粉はヨーグルトや牛乳などに混ぜても美味しく食べられるので、間食としての利用もできるので、オススメです。

 

血糖値を上げない

血糖値が高い状態も血管壁を傷つける原因の1つです。血糖値を上げないためには、まずは2つ守ってもらいたいことがあります。

だらだら食べない

血糖値は食後1時間程度で上昇し、2~3時間かけて下がってくるので、食べ始めから下がりきるまでに、4時間程度かかります。そのため、だらだら食べ続けていると、常に血糖値が上がった状態になり、下がる暇がなくなってしまうのです。おやつを食べる時も食事の後に食べるようにして、次の食事までは4時間は経ってから食べるようにしてみてください。

炭水化物から食べない

最近は野菜から食べることで、血糖値が下がること上がりにくくなることは話題になっています。しかし、野菜だけでなく、肉や魚を炭水化物より先に食べた場合にも血糖値が上がりにくくなるだけでなく、またGLP-1という、血糖値を下げるインスリンを分泌するホルモンの分泌がよくなることがわかっています。

食事でご飯だけ、パンだけしか用意できないと、先に糖質を含まないものを食べることができないので、血糖値が上がりやすくなってしまいます。具体的には、ご飯にはみそ汁で豆腐や野菜を足したり、パンには卵や牛乳を足すということが大切なことです。

 

まとめ

塩分・油・炭水化物の摂り方は、脳梗塞後の食事では気を付けて頂きたい項目です。最初から完璧を目指すと大変になるでしょうから、1つ1つ慣れていき、脳梗塞の再発を防ぎましょう。

 

ayu ( 管理栄養士 )

病院の食事を作る給食委託会社に就職後、 病院の入院患者様の栄養管理を経て、現在はクリニックにて、栄養指導を行っています。

現在は月に200人近くの方とお話ししており、その方の生活スタイルに合わせた話を行っており、患者さんの多くがリピートしてくださっています。

脳梗塞の発症や再発を防げるように、食生活についての情報提供を行っていきます。

趣味:旅行、食事、スポーツ

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