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納豆

納豆キムチ食べ合わせの健康効果【乳酸菌が増える能力がアップ】

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納豆にキムチを入れる

発酵食品の中でも生菌が生きた状態で体内にとりこまれる数少ない食品がキムチと納豆です。

生菌の状態で身体に直接はたらきかけるので、体調をととのえる効果も高いということです。

キムチにはニンニクやネギ、生姜、唐辛子などが使われていてどれも薬効効果が高く、辛味と旨味が納豆の美味しさを引き立てます。

納豆独特の匂いも消え納豆嫌いな人にもおすすめです。

納豆に含まれないビタミンAとビタミンCがキムチに使われている唐辛子に豊富に含まれています。

 

納豆とキムチの組み合わせによる健康効果

最大の健康効果は乳酸菌

キムチ汁たっぷり

乳酸菌は加齢や病気により減少していきます。キムチには非常に多くの乳酸菌が含まれています。

納豆と一緒にとるとさらにメリットがあります。

納豆菌と乳酸菌を一緒にとることで乳酸菌が体内で増える能力が高まることがわかってきました。

キムチの赤い汁に非常に多くの乳酸菌が含まれています。キムチの乳酸菌はヨーグルトに匹敵する乳酸菌値です。

腸内細菌は悪玉菌と善玉菌に分けられるのですが、悪玉菌が増えると腸内でタンパク質の分解が十分でなくなり、血液が汚れていろいろな病気を引き起こします。善玉菌は悪玉菌の増殖を抑え、腸の働きを助けます。

キムチに含まれる乳酸菌の一部は胃酸に耐える抵抗性のある菌です。食べ物と一緒に胃の中に生きたまま通り、腸まで達することができます。

 

ダイエット

ダイエットイメージ

キムチに欠かせない唐辛子の辛み成分のカプサイシンは体脂肪を燃焼させてくれます。

胃腸のはたらきを助け新陳代謝を活発にします。整腸作用もあり、便秘を解消の効果もありますので、ダイエットにとても役立ちます。

納豆は食物繊維が非常に多く含まれています。キムチの白菜にも含まれています。食物繊維は糖の吸収を穏やかにしてくれます。そして腸の掃除もしてくれます。

食物繊維自体は腸内で消化されないのですが、食物繊維には消化を促進する作用もあります。

カプサイシンにも消化を促進する働きがありますので、一緒に食べた食品を消化する能力が高まります。

納豆にはアミノ酸が豊富に含まれていて、必須アミノ酸のすべてが含まれています。アミノ酸は体脂肪を燃焼するはたらきがあります。

納豆とキムチの組み合わせはダイエットに最適といえます。

 

美肌・美容効果

美容イメージ

ビタミンCは美肌効果が高いことがとても有名です。皮膚の結合組織を構成するコラーゲンの合成に不可欠なビタミンです。

またビタミンCはシミやニキビ跡などの色素沈着を薄くし、シミやニキビ跡を出来にくくしてくれます。

納豆にはビタミンCが含まれていませんが、キムチの唐辛子には、ビタミンCとビタミンAが豊富に含まれています。

ビタミンCとAには抗酸化作用があります。抗酸化作用により肌の老化を防止してくれます。

ビタミンAには肌の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強めるはたらきがあります。

納豆には、ビタミンEとビタミンB2が含まれています。キムチにもビタミンEが含まれます。B2などのビタミンB群も含まれています。

ビタミンEも美肌効果が高いことで有名です。

若返りのビタミンとも呼ばれ、末梢の血管の血流を良くします。これにより皮膚の表層のほうまで酸素と栄養が行き渡り新陳代謝が活発になり、美肌になります。

ビタミンB2は皮脂の分泌を調整し肌をなめらかににします。しっとりとしたお肌にします。

納豆とキムチは食物繊維が豊富で、善玉菌を増やし腸内環境を良くし便秘の解消になりますので、便秘が原因の肌荒れ、吹き出物、シミの解消につながります。

納豆は、タカラフーズ株式会社の赤田氏らの行った研究によると、女性21名を対象に、納豆を毎日9週間食べてもらい、角質水分量、皮膚弾力性、皮膚柔軟性の測定などの結果から統計学上で、肌の潤い、すべすべ感、化粧のりが良くなることが明らかになっています。

納豆を食べている方で美肌効果を実感している人は多いようです。

 

抗がん作用

キムチの乳酸菌には胃がんの原因ピロリ菌を抑える抗菌作用があることがわかっています。

酸に弱いのですが、キムチは副食として食べられることが多く、他の食品と食べることによって酸の影響を少なくし、胃で役割をはたすことができます。

効果的にピロリ菌をやっつけ、胃炎、胃がんの予防に役立ちます。

ピロリ菌の除菌では抗生物質が使われるのですが、抗生物質だとピロリ菌以外の菌も殺してしまいます。

有益な菌まで殺してしまうので、ピロリ菌の除菌に成功するのはとても良いことですが、腸内の良い菌が少なくなってしまいます。

キムチにニンニクが使われているのですが、そのニンニクが抗がん作用があることがわかっています。

ニンニクの匂いの成分アリシンが発がん物質を抑え、不活性化したり、対外へ排出する作用があります。

ニンニクにはガンになるニトロソフアンが発生するのを抑える作用があるともいわれています。

納豆にもガンを抑制する作用があります。

大豆に含まれるサポニンがガンの抑制作用があるとされています。

サポニンは正常細胞がガン細胞へと変化するのを抑える働きがあることが発見されています。

大豆に含まれるイソフラボンも重要な役割をしています。

女性の乳がんの予防、男性の前立腺がんの予防にもはたらきます。

活性酸素が脂肪分に取りつくと過酸化脂質という物質に変化し、遺伝子の異常を引き起こし、ガン発生の引き金となります。

この活性酸素を無毒化するカタラーゼ活性という成分が納豆に非常に多く含まれています。

 

疲労回復

疲労回復イメージ

キムチの赤い部分の汁に多くの薬効効果があるのですが、疲労回復などにとても役立つ3大成分があります。タウリン、アスパラギン酸、ニコチン酸の3種類があります。

タウリンは糖分の吸収が高くエネルギー代謝を促進します。

アスパラギン酸は疲労に対する抵抗力を高めます。

ニコチン酸はビタミンの一種です。キムチの発酵が進むほど増加していくのですが、糖質、脂質、タンパク質を代謝するのに必要な成分です。

キムチに使われるニンニクも疲労回復がとても有名です。

納豆も疲労回復効果がとても高いです。

「夏負けしたら、納豆を食え」という言い伝えがあるほどのスタミナ食なのです。

疲労、倦怠感、スタミナ切れの原因のひとつにビタミンB群の不足が関係するといわれています。

納豆にはビタミンB1、B2が豊富に含まれています。ビタミンB1、B2はエネルギー代謝に関わる栄養素です。

アミノ酸は疲労回復効果とスタミナ源になるのですが納豆は納豆菌によってアミノ酸にまで分解されており、タンパク質をとるよりも迅速に吸収され、疲労回復、スタミナ補給に即効性があるのです。

 

老化防止・抗酸化作用

老化を気にする女性

老化とは身体の中で酸化が進むことです。

キムチに使われるトウガラシにはビタミンA、ビタミンCが豊富に含まれています。これらには抗酸化作用があります。トウガラシに含まれるカプサイシンにも抗酸化作用があります。

キムチに含まれるニンニクはビタミンEが含まれています。ビタミンEにも抗酸化作用があります。

納豆には活性酸素を無毒化するカタラーゼ活性という成分がとても多く含まれています。納豆は大豆の抗酸化作用の4倍もあるそうです。

納豆に含まれるポリアミンが老化防止に注目されています。

ポリアミンは老化に伴うさまざまな病気の原因である老化因子だけを選択し抑制する作用があります。

ポリアミンは体内でも作ることができますが、年齢とともに作られにくくなり減少していきます。

納豆にはポリアミンが豊富に含まれていて、煮大豆の2倍も含まれています。

 

血液サラサラ

納豆の血液サラサラ効果は有名ですね。ナットウキナーゼの血栓を溶かすはたらきがとても強力です。

その他に納豆に含まれている必須脂肪酸のリノール酸、オレイン酸が悪玉コレステロールを溶かして血液をサラサラにしてくれます。

納豆に含まれるレシチンも血液サラサラに役立っています。

レシチンは血液中のコレステロールや中性脂肪を除去します。

キムチにも血液をサラサラにする作用があります。キムチに含まれるニンニクにその作用があります。

ビタミンEに類似したはたらきをし血液の粘度を低下させるはたらきがあります。

ニンニクに含まれるイオウ化合物が変化して起こるアホエン効果といわれるものがあり、血液の凝固を防ぎ、高脂血症を改善すると考えられています。

 

高血圧・動脈硬化

動脈硬化の原因となっているのはドロドロになった血液で、コレステロールをこびりつかせてしまいます。

上記の血液サラサラ作用が動脈硬化を予防し高血圧を予防します。

キムチに含まれるニンニクには血圧を正常に保つはたらきがあります。

血管を拡張して血液が流れやすい状態にして血圧を下げる作用があります。

納豆を食べると血圧が下がり正常値に近づいていくということがマウス実験、高血圧の成人ボランティアに対する実験であきらかになりました。

カリクレインという酵素が血圧を下げることがわかっており、薬としても使われているのですが、ナットウキナーゼがこのカリクレインという酵素と同様のはたらきをすることがわかり、血圧を下げる効果が期待されています。

カリクレインがキノニーゲンという物質に作用しキニンを作り出します。これにより血圧を下げるはたらきをします。

 

納豆キムチを食べた感想

伝統的な製法を元に作られたキムチと糖類が多い今どきの安くて食べやすいキムチがあります。

健康効果を考えると糖類が少ないキムチが良いと思います。

納豆の独特の臭みも消え、とても食べやすく美味しいです。

糖類を加えてないキムチ

糖類を加えていないキムチは値段は高めです。辛みが強いのが特徴です。

こちはらジャンキムチという商品で、阿佐ヶ谷姉妹のおススメとしてテレビで紹介されたようです。けっこう辛いのですが、とうがらしの他に豆板醤が使われています。

納豆とキムチ

納豆の自然な甘さが加わり程よい甘みになります。程よい辛さになります。あっさりした味わいです。

納豆とジャンキムチ

 

スーパーなどでよく売られているキムチ

良く売られているキムチは甘いものが多く主流になっています。糖類を多く使用しています。減塩を意識する人が増え、昔のような塩辛いキムチよりも塩気を抑え甘みを強くしたものがほとんどです。

キムチのパッケージ

糖類が多く含まれています。「砂糖、ぶどう糖果糖液糖、水あめ」が原材料に記載されています。

キムチの原材料

キムチのアップ

納豆にキムチを入れて混ぜたところです。

納豆とキムチを混ぜたところ

キムチ自体が納豆のタレの代わりにもなり、これだけでとても美味しいです。味もしっかりついているので、タレは入れなくても良いです。甘さがあり多くの人に好まれるような味わいです。

納豆キムチのアップ

このキムチ納豆に酢を入れたり、ネギを入れたりしても美味しく、健康効果もプラスされますので、良いと思います。

 

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参考書籍

「納豆のすすめ」/著者 須見洋行、直江勝司
「納豆は効く」/著者 須見洋行
「納豆万歳」/著者 永山 久夫
「ヘルシー・キムチ こんなに効く秘密」/著者 鄭大声

 

この記事を書いた人

サイト管理人 高橋

父親の再発防止に取り組んでおります。父親の再発防止に取り組むことで、最近は自分の健康も見直していており、とても調子が良いです。

父親が脳梗塞を発症したことをきっかけに、健康・病気に関する本を多数読み、日々の生活習慣がここまで大きく影響するのに衝撃を受けました。またネットで誤った情報もよくある事も分かりました。信頼のおける書籍を何冊も読み、実際の体験も参考に真実と正しい情報の提供を心がけています。

 

 

 

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