本格的な発酵熟成させて作られたキムチは乳酸菌も非常に多く栄養素も多いのですが、大量生産で作られた日本の量産キムチは浅漬けの白菜に化学調味料などで味付けしたものも少なくありません。
日本の量産キムチは非常に安いのが特徴です。味付けも良くとても売れています。
ここのページでは日本の量産のキムチではなくしっかりと発酵熟成させて作られたキムチの健康効果について紹介しています。
日本でよく売られている量産キムチの説明や本格キムチの違いなど詳しく解説した記事はこちらです。
>> 原材料からわかるキムチの選び方【実際の商品で解説】
キムチの赤い汁こそ栄養豊富で健康効果が高い
キムチに漬けられている赤い汁は薬念・ヤンニョムといわれ、薬効効果が高いとして古くから大切にされてきました。
ある実験によるとヤンニョムには8億もの乳酸菌があり、白菜の部分には500万でした。非常に多くの乳酸菌がいます。
量産キムチではなく、手作りで本場韓国の製法で作られたキムチはこれほど乳酸菌が多いのです。
疲労回復・スタミナアップ
ヤンニョムには、スタミナ成分も豊富に含まれています。タウリン、アスパラギン酸、ニコチン酸が含まれているのです。栄養ドリンクにもよく使われている成分です。
タウリンは糖分の吸収が高く、エネルギー代謝を促進します。血圧を下げたりコレステロール値を下げたりします。
アスパラギン酸は疲労に対する抵抗力を高めるはたらきをします。
ニコチン酸は、ビタミンの一種で発酵がすすむほど増加していくものです。
アルコールを分解し、肝臓の働きを助けます。糖質、脂質、たんぱく質の代謝に欠かせない成分です。
キムチはビタミンB群が豊富です。
ビタミンB1、B2、B12が多く含まれます。これらは発酵がすすむと増えていきます。
ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーにする役割をします。ビタミンB1が足りないと効率よく糖質をエネルギーにできず、それが原因で乳酸という疲労物質が体内に溜まってしまいます。
ビタミンB2は糖質、たんぱく質、脂質の代謝、エネルギー産生に関わります。
ビタミンB12は赤血球の生成を助け、鉄分不足の貧血ではない赤血球が生成や再生がうまくいかないことによる貧血「悪性貧血」の防止に役立ちます。
悪性貧血になると全身のだるさやめまい、動悸、息切れが起こり、神経過敏になりふさぎ込むような症状も起こり、精神にも関わってきます。
キムチの乳酸菌
野菜に付着していた菌が生野菜から出る水分を栄養にし発酵します。これに動物性のアミの塩辛などを加えることによりさらに乳酸菌が増えます。
キムチの乳酸菌は植物性乳酸菌で、胃液や腸液で死滅することなく多くが生き残って大腸にまで届きます。
キムチの乳酸菌は善玉菌です。悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を良くします。
便秘解消、消化吸収の能力をアップしてくれます。免疫力を上げ、病気になりにくくしてくれます。
ダイエット
キムチには唐辛子が多く使われています。唐辛子のカプサイシンはダイエット効果がテレビなどで話題になってからとても有名になりました。
カプサイシンは脂肪を燃焼し、肥満を防止する効果があります。辛いものを食べると汗が出て身体が熱く感じたりします。脂肪が燃焼しているからこのような症状が現れるのです。
カプサイシンは新陳代謝をよくします。糖や脂肪を燃焼させエネルギーにします。それによるダイエット効果もあるのです。
その他に胃を刺激して消化液の分泌を促し、消化吸収をよくする働きもあります。
白菜は漬ける事によりカサが小さくなることによって食物繊維の割合が増えます。しっかり食物繊維を採ることができます。
抗酸化作用・老化防止
老化は身体の酸化が進むということです。抗酸化作用が酸化を抑制し老化防止につながります。
ビタミンA、ビタミンCには抗酸化作用があります。キムチに含まれるトウガラシにはビタミンA、Cが豊富に含まれます。
トウガラシに含まれるカプサイシンにも抗酸化作用があります。
キムチに使われるニンニクにビタミンEが含まれています。ビタミンEも抗酸化作用があります。
美肌効果
抗酸化作用が肌の老化防止になり美肌につながります。
キムチのトウガラシにビタミンA、ビタミンCが豊富です。
ビタミンCは美肌効果が高いことで知られています。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑え美しい美白の肌にしてくれます。
またビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。コラーゲンが少ないと肌の弾力やハリが無くなってしまいます。
ビタミンAには、粘膜を守り肌の健康を保つはたらきをします。
トウガラシのカプサイシンも美肌にとても役立ちます。新陳代謝を促進し、古い肌が新しい肌に入れ替わる代謝を良くします。
野菜にはあまり含まれていないビタミンB群ですが発酵により増加します。ビタミンB1、B2、B12が多く含まれます。
3週間発酵させた後のキムチでは初期よりもビタミンB1は1、7倍、B12はなんと約3倍に増えるのです。
ビタミンB1、B2ともに皮膚や粘膜の健康維持にはたらきます。
抗がん作用
キムチの乳酸菌が悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
便秘の改善・予防、免疫力を高めるなどによりがんを予防します。
唐辛子に含まれるカプサイシンが癌細胞の増殖を抑制することは多く発表され立証されています。
東京農工大学の研究によると、マウス実験で唐辛子に含まれるカプサイシンの作用により、癌細胞の増殖抑制、骨破壊阻止において高い効果が期待でき、カプサイシンを用いた癌の治療薬、予防剤の開発および検討をしていく予定だと発表しています。
http://yamazakispice-promotionfdn.jp/summary/summary125.pdf
一方で大量にトウガラシを摂取し続けていると食道がん・胃がんの発症リスクが高くなるともいわれていますので、過剰に唐辛子を摂らないようにしましょう。
キムチに含まれるニンニクにも抗がん作用があります。
ニンニクにはガンにあるニトロソアミンが発生するのを抑える作用があるといわれています。胃の中で特に効果が大きく胃がんを抑制する効果が特に高いと考えられています。
動脈硬化・高血圧の改善
動脈硬化・高血圧は、心臓疾患、脳血栓疾患など様々な怖い病気を引き起こします。
動脈硬化は粘度が高くなったドロドロの血液が原因です。
コレステロールが動脈にこびりつき、血液の通りにくい状態になります。活性酸素や血小板を凝集し血栓をつくりやすくする物質も含んでいます。
キムチに含まれるニンニクに動脈硬化・高血圧を改善・予防するはたらきがあります。
ニンニクには血圧を正常に保つはたらきがあり、血管を拡張して血液が流れやすい血液サラサラの状態にし、血圧を下げます。
また低血圧の場合は血圧を安定させるはたらきもあります。
血液をサラサラにするのに有効な栄養素がビタミンB1とビタミンEです。ビタミンB1はニンニクのアリシンと結合して吸収がとても良くなります。
参考書籍
「ヘルシー・キムチ こんなに効く秘密」/著者 鄭 大声
この記事を書いた人
サイト管理人 高橋
父親の再発防止に取り組んでおります。父親の再発防止に取り組むことで、最近は自分の健康も見直していており、とても調子が良いです。
父親が脳梗塞を発症したことをきっかけに、健康・病気に関する本を多数読み、日々の生活習慣がここまで大きく影響するのに衝撃を受けました。またネットで誤った情報もよくある事も分かりました。信頼のおける書籍を何冊も読み、実際の体験も参考に真実と正しい情報の提供を心がけています。