甘納豆はナットウキナーゼはあるのか?納豆なのか?
ある時、母親が甘納豆を買ってきたのですが、それを食べて、納豆だから身体にいいだろというような事を言っていました。
甘納豆は納豆を使っているような印象を受ける方もいらっしゃるようですが、納豆を使っていません。単なる名前でたまたまそういう名前になっただけです。
甘納豆の名前の由来
昔、栄太楼という和菓子屋さんがあったのですが、そこの3代目の店主が開発したものです。
砂糖で赤小豆を煮て作ったシンプルな和菓子です。見た目が遠州浜松の浜名納豆に似ていたことから、甘名納糖と名前を付けたそうです。そこから、戦後、甘納豆と呼ぶようになったそうです。
ちなみに浜名納豆は納豆から作られています。こちらは、味噌に近い味わいです。塩辛いので、ご飯と一緒に食べたり、調味料として使ったりするようです。浜納豆とも呼ばれています。
浜納豆はこれです。
甘納豆は、全く納豆ではないのでナットウキナーゼはありません。
甘納豆は身体に優しいおやつなのか?
豆は食物繊維も豊富ですし、食物繊維は糖の吸収を穏やかにしてくれます。しかし、大量に砂糖が使われているので、けっこう甘いですよね?
小豆の甘納豆
原材料もシンプルです。
還元水飴、砂糖、小豆、酒精、重曹
お好み甘納豆
数種類の豆でつくられています。
原材料:還元水飴、砂糖、白花豆、青えんどう、金時豆、小豆、酒精、重曹、漂白剤(次亜硫酸Na)、青色1号
気になるのが、「漂白剤(次亜硫酸Na)」、「青色1号」です。
次亜硫酸Na
次亜硫酸Naは、水道水にも使われていて、漂白、酸化防止、変色防止、保存、防かびの目的でいろいろな食品に使われています。安全性は高いといわれており、そんなに心配することもなさそうです。
青色1号
青色1号は、食用合成着色料で、日本では安全性が認められ認可されています。しかし海外では禁止している国もあります。
青色1号は、石油(原油)由来のナフサを原料とし化学合成して作られた食用色素です。
多量の摂取で害があることは日本でも認められているそうです。多量の摂取では発がん性も確認されているようです。
一方で、少量なら安全だという意見もあります。
FAO/WHO合同食品添加物専門家会議の試験では短期間、長期間の摂取でも毒性および発がん性は確認されなかったとのことです。
青色1号はごく少量で均一に着色できるそうです。
不安ですので、出来れば使用していないもののほうが良いですね。
小豆のみの甘納豆のほうが安心じゃないかと思います。
ナッツや煎り大豆と食べるのがおすすめ
甘納豆は食物繊維が豊富で糖の吸収を抑えてくれるとはいえ、けっこう砂糖を使っていますので、そのまま食べるよりも、ナッツや豆などと一緒に食べるのがおすすめです。
甘納豆少しと、皮つき落花生
甘納豆と煎り大豆
これは美味しいです。市販されていてもおかしくないですね。煎り大豆のサクサク感と甘納豆のねっとり感が合います。結果的に甘さが控えめになり、美味しく身体に優しいおやつになります。
他にもいろいろ試してみようと思います。ヒマワリの種とかカボチャの種でも美味しそうですね。あとアーモンドとかくるみもいいかもしれません。
この記事を書いた人
サイト管理人 高橋
父親の再発防止に取り組んでおります。父親の再発防止に取り組むことで、最近は自分の健康も見直していており、とても調子が良いです。
父親が脳梗塞を発症したことをきっかけに、健康・病気に関する本を多数読み、日々の生活習慣がここまで大きく影響するのに衝撃を受けました。またネットで誤った情報もよくある事も分かりました。信頼のおける書籍を何冊も読み、実際の体験も参考に真実と正しい情報の提供を心がけています。