脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

認知症の影に脳梗塞あり!脳梗塞で認知症が進行した

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母親が脳梗塞になった時の話です。

75歳を過ぎ やや物忘れがちになっていました。その頃は、なんとか自分の事も出来ていた為 特段の介護もせずに暮らしていました。そんな時、私が在宅中の23時に風呂場で倒れたのです。

かなり大きな音がして驚きましたが「滑りこけたのか?」と浴室に入ると 母親は意識を失って全裸で倒れていました。

直ぐに救急車を呼んで、救急隊が受け入れてくれる病院を探し運んでくれました

不思議な事に救急車の中で 母親は意識を取り戻し簡単な問いかけには答えます。大した事はなさそうと安心し、病院でMRIをとりましたが、異常ないとの事で、当日は帰宅しました。ただ、異常はないと言われたものの 母親はMRIの最中に尿失禁をしていて 今までは まったくそんな事がなかったので不思議な感じでしたが、高額な機械を汚してしまった事など病院に申し訳ない気分でいっぱいでした。

数ヶ月たった頃には、救急車で運ばれた事など、家族はみんな忘れていましたが、その頃より、認知症がすすんできました

保険証や通帳などを失くしたり、約束した事や住所も言えなくなっていました。また、日々ぼんやりと過ごし、通っているデイサービスのスタッフのアドバイスもあり、日曜日を除く日は全てデイサービスに参加させていました。

あまりにも 認知症の進行がはげしく以前診てもらっていた専門医に相談する事にしました。専門医では 介護保険のサービスを利用する為に 診断名をつけてもらう目的で 通院を開始したのがきっかけですが、診察はほぼ会話で私の介護疲労がないか いつも労ってくれていました。

「一度MRIを撮って進行具合をみよう」という事になり検査をしたところ 脳梗塞がありました

脳梗塞は倒れて直ぐにはMRIには写らない事もあるとの事で、それが原因で脳の血流が悪くなり認知症も進んでしまったのでは?との診断でした。

あの機械の中で、尿失禁をした時に感じた違和感は この事だったと後になって思いました。すぐに血流が良くなるお薬を開始しましたが、進行が進んでいるし状況はまったく変わらず 効果はみられませんでした。

一般に認知症と言えば 高齢者がかかるスタンダードな老人病だという印象ですが、その影に隠れて 母親のような脳梗塞という病気が潜んでいたりもするのだと知りました。幸い身体の麻痺などはなく、ただただ激しい物忘れをしているだけです。

脳梗塞になった場所が良かったと医師にはいわれましたが、ただあまりに足腰が健康なので徘徊傾向も見られ介護する方は身体が不自由でも、頭がしっかりしててくれたほうがいいなと痛感しています。

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