脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

血液さらり

脳梗塞体験談集

高齢の祖父母がの相次いで脳梗塞に

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私の同居している祖父母が2人とも、脳梗塞のため、救急車で搬送されました。

最初は祖父でした。倒れる2~3日前から何かと動作がゆっくりで、食事も普段よりも食べこぼしていました。でも、祖父は病院嫌いだし、90歳近いという年齢のせいだろうと家族全員が、あまり深刻に考えていませんでした。

しかし、ある日祖父が「何だか体が変だよ。何だろう?」と言ったまま、座り込み歩けなくなりました。驚きました。

父は無理に動かして、布団に運ぼうとしました。しかし、母はそれをとめて、すぐに救急車を呼びました。

結果的には、その母の判断が正解だったと思っています。普段から通院していた病院があり、担当医もいたのですぐ受け入れて、診察してもらいました。そこで、脳梗塞と診断され、2~3日前からの症状が脳梗塞の前兆だったと知りました。

脳梗塞は人によって後遺症がそれぞれ違うと医師から言われました。

祖父はすごく運がよく、左手と左足に少しマヒが残る位でした。90歳近い年齢なのに、寝たきりにならずにすみました。年齢的にも、あまりリハビリを積極的にやるという事はなかったけど、杖があれば歩けるし、ゆっくりなら自分の身の回りはできるという状態で退院できました。

しかし入院中に体力や食欲は、かなり落ちたので、薬を飲ませる事も大変でした。

祖父が退院してから半年もしない間に祖母が脳梗塞で搬送されました。

祖父はもともと若い頃から、便秘気味だったようでよく長い時間トイレに入っていました。
脳梗塞になった時もトイレに入っていました。朝ごはんの後にトイレに入って、家族が気がついた時には20分位経っていました。トイレの扉を開けると、祖母の顔色が悪くて「トイレから立てない」と言っていました。私と母で抱き上げてトイレから出しました。

何とかなく祖父の脳梗塞の時と症状が似ているという母の判断で救急車を呼びました。病院での診断は、やはり脳梗塞でした。

祖母の場合は心臓もあまり強くなかったので、脳梗塞の治療と心臓の治療の分の薬がすごく沢山処方されて、薬だけでお腹がいっぱいになりそうでした。

祖母は祖父と違って、右半身にマヒが残って寝たきりになってしまいました。年齢的にも普段の生活も祖父と同じようで、脳梗塞という病気も同じなのに、後遺症がこんなにも違うなんて、驚きました。
自分で思うように何もできず、1日中ベッドで寝たきりなので、祖母は入院中に少し認知症の症状も出てしまいました。

退院してからも、沢山の薬や通院があり、お世話する家族は本当に大変だと感じました。脳梗塞は、前兆があるとよく聞きますが、普段から自分の体はよくチェックしておこうと思っています。

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