今から約14年ほど前になりますが祖母が脳梗塞で入院しました。
初期治療が早かった事により命は取り留めましたが未だに後遺症は残っており左半身に多少の麻痺があります。
発症当時の事を祖母から聞いた経緯
夜中にトイレに起き部屋に戻る途中に突然、体に力が入らなくなり声が出なくなった様です。
足から崩れ落ちるように倒れて意識はあったのですが、声が出ないため助けを呼べなかったそうですが、倒れた物音に祖父が気づき車の運転が出来ない祖父は隣の家の方を呼びに行き車を出してもらいかかりつけ医に連れて行ってもらったそうです。
主治医に「脳梗塞」だとすぐに診断され、そのまま脳神経外科の病院に救急搬送されたそうです。
右脳の血管が詰まっており緊急手術
1週間ほどICUにいましたが一般病棟に移るころには麻痺のせいもあり話しにくそうではありましたが会話も出来るほど回復していました。
右半身の麻痺は術後はかなりあったもの2ヵ月弱の入院で退院するころには4本脚の杖でゆっくりとでも歩ける様になっていました。
入院した病院が早期リハビリをしてくれる病院だった事、発症から治療までが早かった事もありかなり回復も早く麻痺も最小限だったように思います。
退院後は通院リハビリ
退院後はかかりつけ医が整形外科リハビリ科だった事もあり通院リハビリをしながら杖なしで歩けるようになってからは送迎つきのリハビリ施設にも通っていました。
かかりつけ医では基本的な手、足のリハビリをしたり電気治療をしていた様です。
リハビリ施設ではプールに入ったりボールを使ったりと運動系のリハビリをしていた様です。
家でも家事もリハビリだと洗濯物をたたんだり、麻痺で動かないので筋肉が固まってしまうみたいで筋肉をほぐすために軽いダンベル運動をしたりしていました。
14年経った今
勢力的なリハビリのお陰で14年経った今は少し麻痺が残ってはいるものの生活には不自由なくグランドゴルフという趣味もでき畑仕事をしたり、地域の敬老会で運動をしたりと元気に日々動き回っています。
右手の指がいびつな形で固まってしまっていてボールを掌で転がして筋肉をほぐしたりはしていますが足の方は引きずるほどのことも無くいつの頃からだったか気づけば車の運転も再開していました。ただもう80歳もすぎたので運転はそろそろ止めるそうですが。
今の時代は医療も進歩しているので治療法など変わってはきているとは思いますがいつの時代も早期発見、早期治療が重要なのは変わらないと思います。
祖母はなんの前触れもないままの発症でしたがかかりつけ医に駆け込めたことが早期治療に繋がったと思います。
そして麻痺は残ったもののごく軽度で回復出来たのだと思います。 早期治療の大切さを改めて実感しました。