脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞体験談集

父が脳梗塞に!軽く済んだが言語に少し障害が残った

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父が脳梗塞を発症したのは本当に突然の出来事でした。

いつもと同じように朝起き朝食を食べ仕事に行く準備をしていた父ですが、ちょうどその前日父の家の鍵を私が持っていたため、玄関で靴を履いたあと私に家の鍵を返してくれと言ってきました。

その時です、「おい!家の鍵....」
の後によくわからない言葉を急に話し始めました。中国語のようななんともいえないような言葉でした。

最初はふざけてるのかと思っていたら父が「あれなんかおかし....」と会話の途中でも変な言葉を話しはじめ父の顔から大量の汗がでていました。

異変に気がついた家族はすぐ父を寝かせ119番に通報しました

倒れているわけではなく意識もあったのですがどこの病院に連れていけば良いのかわからない事を救急隊員に伝えると救急車で脳外科に連れていってくれると言ってくれました。
その後検査をした所、脳梗塞でした。

頭の血管の一部につまりがありそれが原因でした。本当に突然の事でした。
幸い父は発見が早くてなおかつ仕事に出る前に起きたので助かりましたが、これがもし仕事に行く途中で運転をしていたらきっとどうなっていたかわからないと先生にも言われました。あの日父の鍵をわたしが持っていなければそのまま仕事に行っていたと思うとゾッとしました。

ですが、軽いと言っても脳梗塞。父は言葉に障害がでました

人や物などはわかりますが、その言葉が出てきません。
例えばコップ、使い方もわかるしコップと言うこともわかっているがその名詞が出てきません。それは私達家族の事もでした。

私のことはわかる、だが名前がでてきません。昨日までふつうに会話して生活していたのに、話が出来ない子供の様になっていました。

その後3ヶ月の入院とリハビリが始まりました

リハビリも保育園の子供に一つ一つ名前を教える様にこれは何何、これは何とかですなど、あとは紙芝居や本を読む、言葉を書くなどしていました。
その後父はいつも小さなメモ用紙を持って歩いていました。

人は一気にこんなにも話せなくなってしまうのかとびっくりしてしまいました。ですが毎日のリハビリを繰り返し3ヶ月後無事に退院してきました。

退院後も言葉は出てこない事もありますが、なんとか生活できるぐらいにはなってきました

そして脳の血管がつまらないように薬を飲んでいますが、血管がつまらないようにしているため怪我などをして血が出てしまうと止まらないので気をつけてとの事でした。

それから7年今も薬は飲み続けていますが、父は元気で働けるまでに回復しましたが、未だに名詞や名前が出てこない事もあります。ですが、早く異変に気がつき対応できた事に本当に感謝しています。

救急隊員の方にも脳梗塞は1分1秒で様態が変わってしまうと言われました。

父の知り合いの方は仕事に車で向かっている最中脳梗塞になってしまいそのまま電柱に車ごとぶつかってしまって亡くなってしまったそうです。本当突然でいつどこでなるのかわからない病気。父がなるまで脳梗塞と言う病気が全然わからなかったのですが、こんなにも突然で怖い病気があるのかと実感しました。

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