脳梗塞と言ってしまうと、脳の血管が切れて結果麻痺などの症状が出るもの、加齢とともに発病の恐れが増えるものと認識されています。
実際この認識は間違いではありません。
ただしこの梗塞、どこに出来るかでその後のリハビリや生活に大きな違いが出てくることも明らかなのです。当たり所の良しあし、と言ったところでしょうか。
たまたまやった精密検査で脳梗塞を発見
私の家族の場合最初に脳梗塞が発見されたのは、ちょっとしたことで入院した時の精密検査の時でした。
この時言われたのが、60歳を過ぎたら脳梗塞の一つもない人はまずいないから、この程度なら生活に支障はない、と言う事でした。私自身も初めてこの時、脳梗塞と言うのは特別な病気と言うより誰でも小さなものは加齢とともに出来てくるものだと認識したのです。
場所と大きさが、運命を分けるのだとも教えてもらいました。
発見時は別に問題無い場所とサイズの脳梗塞でしたので、薬の処方が出たくらいでした。
この入院と言うのが実は、精神科への入院でしたので、脳の病気の恐れもあると言う事で検査されたわけです。
老人ホームで脳梗塞の症状が出て病院に搬送された
その後、年令が年齢だったので介護の必要性も出てきましたので、施設に移らせることにしました。施設では丁寧に面倒見てくれたのですが、入所して1年後に脳梗塞の症状が出て、病院に運ばれました。
この際は場所も非常に悪かったので、意識混濁まで行ってしまいました。一命はとりとめたのですが、動けず意識ももうろうとした状態になってしまいました。食事も自力では摂れない、チューブ点滴になってしまったのです。
半身のしびれが出るとはよく脳梗塞の後遺症で言われますが、場所が悪いとこのように全身まひに行ってしまうのだそうです。
一時は何とか嚥下訓練まで行けたのですが、結局この時の梗塞が元で2か月後に息を引き取りました。
医師の話では、場所が悪かったにしては良くもった方だとのこでとでした。当たり所が悪いと本当に、意識を無くしたまま亡くなってしまうこともあるのだそうです。
一方でこれは知人の話です
夫婦で会話していたら、ご主人の口調がいきなりろれつが回らなくなり、これは拙いと即病院に走ったそうです
結果はやはり脳梗塞で、場所的にはそれほど問題の無い場所だったそうですし、症状が出てすぐに手当てしたので大過なく済んだと言います。それでも半身に、軽いしびれが残ったそうです。
うちの場合もそうでしたが、この脳梗塞の場合処方される薬の一つが、血液をサラサラにする薬です。
梗塞を起こさせないために必要な薬ですが、これのおかげで怪我などしたり手術などの場合出血が止まらなくなることもあるそうです。この薬を服用している時はその旨医師に申告するように言われるのは、脳梗塞の軽度・重度、関わらずの注意事項のようです。