脳梗塞の再発防止に本人、家族が出来ること

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脳梗塞治療後の事

脳梗塞でリハビリ病院への転院はなるべく早くしましょう

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私の父の場合のリハビリ病院での素晴らしい回復が参考になれば幸いです。

リハビリ病院への転院までの期間の過ごし方

リハビリ病院転院までは待ちになりしばらく空きがでるまで治療している病院で入院して待っている人が多いと思います。

治療で入院しているのでリハビリは本格的なリハビリではないのです。かなりの時間を持てあましてしまいます。ぼーっと一日中すごしていてるのと何かしているのとではやはり違いが出てくると思います。

私の父親の場合は、言っても記憶や言語に障害がありましたので、自主的に何かやろうということがなくぼーっとしていると看護師さんから言われ雑誌かなにか持ってくるといいと思うと言われましたので父が好きな大河ドラマの特集の雑誌や、週刊誌など数冊の雑誌を持っていきましたが、パラパラと見ただけで結局ほとんど見なかったです。あくまで私の父の場合ですので、本など好きな方など読み物があると良いという人もいらっしゃると思います。

自主的に何かするようなことがないのですし、会話する人がいればそれも良いリハビリになったと思うのですが、同じ病室にそのように会話できる人もいなかったです。言語と記憶がうまく働かなかったので会話もする気にならなかったでしょうね。本来人と話すのがとても好きな父でしたが。

私の父の場合は、週に3度ぐらいは誰かしら見舞いに行って話を1時間程度してました。
私の弟は見舞いに行った時に指を動かしたりするリハビリをさせていたようです。

父にとっての最高のリハビリになったのは仕事の話でした

父は小さい個人経営の会社で、従業員は家族だけですが、仕事の話をしても全然理解できてなかったのですが、自分がどんな仕事をしてたかもあいまいなようでした。

しかし、記憶を思い出そうとするリハビリに少しはなるんじゃないかと仕事の資料を持って行ったのですが、3度目か4度目の面会の時ぐらいだと思いますが、急にすごく真剣な顔になって、ペンと紙を早く持ってきてくれと焦ってました。今じゃないとだめだと。突然記憶が鮮明に蘇ったようなのです。母にやらなければならない仕事の指示をして、紙に書いてました。

書けなかった字はその時急に書けるようになり母親がびっくりしてました。「え?分かるの?」と、仕事復帰はもう無理だと思ってましたが。すごいすごいと帰りに母親がびっくりしてました。
しかし、父が今ならわかると言った通り、その後はまた分からなくなったようです。

人それぞれですので、どんな過ごし方が良いかはこれと言えませんが、参考にしていただければと思います。

興味のとても強いものや好きなもの、やらなければいけない事が、強い思いが何か回復へ向けて動いたのだと思ってます。

あとストレスは良くないと思いますし、希望を持たせてあげるように少し以前よりも良くなったことをこれが出来なかったけど前よりも少しできると回復を実感させ、まだまだリハビリで回復していくことを言うと自信が少し出てきたように見えました。

リハビリ病院の探し方

病院のメディカルソーシャルワーカー(相談役)がリハビリ病院の空き状況やいくつかの周辺のリハビリ病院を探してくれます。

点滴での治療が終わったころにリハビリ病院の転院についてのお話しがありました。

私の父親の場合は、海馬と視神経のほうが壊死してしまいました。
視野が狭く、左側の視野がかなり狭くなってしまい、言語や記憶に障害がありました。それと、うまく歩けないので最初車椅子でした。飲み込みも悪く、とろみ剤を入れた飲み物と、食事は半固形の食事でした。

メディカルソーシャルワーカー(相談役)の方とリハビリ病院についてのお話しがあったころは、少しずつ回復していき歩けるようになりましたが、まだ足元がおぼつかない感じでした。記憶や言語も少し回復してきたようでした。

私生活は少しの介助でできるということで、年齢も68歳でしたので、仕事を辞めて自宅で食事して寝て起きてトイレへ行ってお風呂へ入るという日々の生活は、自分でなんとか出来るので、どのくらいに回復を望んでいるのかを聞かれました。

それによってリハビリ病院に入院してそのレベルに達したら退院するということだそうです。それか、リハビリ病院へ通院という選択肢もあると言われました。ただ、回復は通院よりも入院してしっかりリハビリしたほうが回復が望めるということで。いろいろな事情があり入院は厳しいという人もいるのでそのように案内しているとか。あくまでも基本はリハビリ病院への入院ということですね。

担当医からは社会復帰は普通に考えて無理ですと言われましたが、本人の希望もありまして、仕事への復帰と、車の運転できるレベルまでの回復が目標となりました。

仕事への復帰は、電話の応対・取引先との商談、パソコンの操作です。出来る範囲で仕事はしてもらってあとは家族がサポートするということで考えていました。

リハビリ病院は混み合っていますので、空くまで待っているということが多いと思います。私の父親の場合も1か月程度待ちました。

3つ紹介してもらいましたが、少し家から離れているけど空きが早く1か月後ぐらいだったのでそこのリハビリ病院に決めました。一日も早くリハビリを開始したほうが、その後の回復が変わってくると相談役の方が言ってましたので、そのようにしました。

リハビリ病院に転院してからの回復は驚くほど速く回復していきました

リハビリ病院は多少遠くても早めに空きができるところへ行くことをおすすめします。

回復が違います。一日3時間程度であとは診察や検査以外は自由時間で、もっとやりたいと言ってました。

そのぐらいでも毎日続けることがやはり大事なようで、みるみる回復していきました。歩行も大分スムーズに歩けるようになり、食事も普通の固形の食事になりました。

作業療法、理学療法、言語療法でした。

作業療法では日常の作業のリハビリのようでした。話を聞いたところ、お茶を入れるという作業をやったと言ってました。湯呑を取り出して、お茶っぱを入れて、お湯を入れてお茶を入れます。そして、終わったら元にあった場所に片付けます。

理学療法ではマッサージや歩行の訓練などを行ってました。歩くのがスムーズになったのも理学療法士さんが熱心にやってくれたおかげです。これは一度見学しました。

言語療法では言語療法士さんが言った言葉を聞いて何を言ったかを言ってみてくださいと言われたと聞きました。

みなさん非常に熱心にやってくれて、本当にありがたかったです。

それと、リハビリ患者との交流、リハビリ病院の方との交流もとても良いリハビリになったと思います。やはり人とお話ししたり、笑ったりするのはいいリハビリになると思いました。

 

この記事を書いた人

サイト管理人 高橋

父親の再発防止に取り組んでおります。父親の再発防止に取り組むことで、最近は自分の健康も見直していており、とても調子が良いです。

父親が脳梗塞を発症したことをきっかけに、健康・病気に関する本を多数読み、日々の生活習慣がここまで大きく影響するのに衝撃を受けました。またネットで誤った情報もよくある事も分かりました。信頼のおける書籍を何冊も読み、実際の体験も参考に真実と正しい情報の提供を心がけています。

 

 

 

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